ふるさと納税という言葉がメディアにも話題になっています。所得税や住民税など、既存の税金とはどのように異なるのでしょうか。ふるさと納税とは、個人が2000円を超える額を地方自治体に寄付することで、一部税金の控除や、地方特産品の進呈など様々な恩恵を受けられるサービスのことです。つまり税金ではなく、寄付の一形態ということです。

納税先、つまり寄付先は自分の生まれ故郷や、現在住んでいる地域はもちろん、関係のない自治体でも選択可能なので、興味のある市や町、また、恩恵を魅力に感じた先に寄付しても構いません。控除される税金は、住民税です。確定申告の際に手続きを行なうことで、約2割程度が住民税から控除されます。なお、反映は概ね翌年になる場合が多いです。

自治体からの恩恵として、各地の名産品や、特産品などが進呈されます。高級食材や、地方の珍しい果物や野菜、工芸品などに留まらず、観光地や温泉の優待チケットを配っている自治体もあります。当然、お礼として貰えるものなので料金は発生しません。また、寄付額に応じて、カタログなどから複数選択できる場合もあります。

ふるさと納税は、国民に地方のことにも関心を向けてもらうため、そして地方にもビジネスや地域創生のチャンスを与えるために始められました。受動的に行なっていた納税を、自分の意思で行なうことは、大変有意義なことです。地域の活性化のためにも、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。請求の意味のことならこちら